介護職員が辞めていく・・・。その原因と対策を解説します!

残って欲しい介護職員に限って辞めていく・・・。

そんな意見をいろいろな介護施設で聞きます。

家庭の事情などで辞めていくなら納得できるのですが、理由がよくわからず辞めていく介護職員も多いです。

そこで介護職員が辞めていく理由と対策について解説していきます。

施設の方針や環境が合わないと介護職員は辞めていく

介護職が辞める大きな理由として『施設方針や職場環境が自分と合わないから辞める』ということがあります。

例えば、

  • 経営者がお金のことだけを考えている
  • 現場の声を無視したケア方針、ケアプラン
  • 職員の働きやすさを重視してくれない(利用者さんのことも大事だけど)

のような環境だと職員は辞めていきます。

特に、現場介護職員の声を上司が聞いてくれないと辞めていきます。

私も転職したことがあるのですが、この環境面が理由で転職しました。

転職前の介護施設にいても、将来の夢を持てないように感じられたから辞めました。

実際その転職前の施設は、いわゆる使える職員がどんどん辞めていく状況でした。

 

利用者さん第一で考えるのも正しいのですが、介護職員の要望が通らなすぎても嫌になります。

要望が通らなくても上司もフォローなどをしてくれたらいいですが、なかなかそんな上司はいないもんです。

フォローどころか要望が通らなかった理由など、最低限の説明すらしてくれないことばかりです。

上司の立場で考えてみると言えないこともあるとは思いますが、あまりにコミュニケーション不足すぎることも多いです。

 

なので、もし介護職員を辞めていくのを止めたいのであれば、施設長など管理者が職場に対する改善点を各職員に聞き取りしていく必要あるでしょう。

そして、聞き取りした後、どのようにしていくのかという改善案を早急に会議等で発表する必要もあります。

 

もし、管理者が頼りないのであれば、主任など介護現場の誰かが意見をとりまとめて管理者に改善提案していく方法が有効です。

こういう業務改善提案をするときは、単独で動かないことが大事です。

個々で声を上げても変わっていかないのなら、意見を取りまとめて伝えることで管理者も動かざるえなくなります。

その意見を取りまとめる職員が大変ですが、本気で今の状況を変えたいなら誰かやらないと変わっていかないです。

人間関係も原因で介護職が辞めていく

介護職が辞めていくには人間関係も大きな原因です。

  • 閉じられた空間で、派閥があって嫌になる
  • 1つの施設内なので気の合わない上司などと離れにくい
  • チームで動く必要があるので、気の合わない職員とも仕事する必要がある
  • 看護職など多職種と関係がよくない

などの人間関係が原因で辞めていきます。

1つの施設の中で働くので、気の合わない職員と全く会わないで仕事するのは難しいです。

介護職は多様なシフト(遅出、早出、夜勤など)で働くことが多いので、勤務表で調整しようとしても限界があります。

なので、介護職員が辞めていくことをくい止めたいなら、根本の人間関係を改善していく必要があります。

下の記事のように各職員個々ができることもあると思いますが、上司が定期的に面談をしたり不満を聞いてあげるようなシステム作りも大切でしょう。

(関連記事:介護職の人間関係を改善するには?施設職員ケアマネ経験者が考えた!

施設として人間関係改善を取り組んでいくなら、前の項目の環境面の対策と同じように、上司がコミュニケーションをはかっていく姿勢が大切になるでしょう。

介護職が辞めていくには待遇が原因の場合も

介護職が辞めていくのは、待遇が原因の場合も多いです。

給料自体はどこの介護施設も似たりよったりですが、休日や休憩、細かい手当などは異なります。

  • 見かけ上だけでなく休日が本当に取れているのか?
  • 残業や休日出勤した場合は手当がでているのか?
  • 残業や休日手当が出る基準がしっかりあるのか?
  • 休憩もちゃんと取れているのか?

といったことをチェックしていく必要があるでしょう。

もしこの記事を読んでいるあなたが管理者ならこれらをチェックして改善に動かなければいけません。

もし管理者でないなら、これらをチェックして改善提案していく必要があります。

手当面も介護施設によっては夜勤手当や休日手当だけでなく、早出手当、遅出手当が出ている施設もあります。

そういった部分も含めて改善案を考えていく必要があるでしょう。

 

また、残って欲しいのに辞めていく職員は優秀なので、冷静に見ていることも多いです。

できる人は、やっぱり良い環境で、レベルの高い職場で、働こうと考えるものです。

不満がたまってくると、転職を考えて当たり前です。

どこの職場でも2割の使える社員がその他の職員を支えているなんていいます。

ある意見では、優秀な職員が20%いて、普通の職員が60%、いわゆる使えない職員が20%いるなんて意見もあります。

(私の個人的な感想ですが、残って欲しい職員が次々と辞めていくような施設では、優秀な職員の割合が20%にも達していないように感じます。)

どうしても優秀な職員に業務の比重が集まってしまうので、他の業務改善も行いつつ、給与面できっちり差をつけないと職員に不満がたまって辞めていって当然です。

ほとんどの介護施設は配置基準(例えば特養は 利用者:職員 = 3:1)以上配置していると思います。

配置基準以上の人員を雇わないと施設運営が回っていかないことが多いので、そうなっていると思います。

なので、多くの人員に給料を払う必要があるので、がんばっても給料アップが少しのみなんて施設も多いです。

でも、このままでは優秀な職員が大変になって不満がたまるばかりです。

人事評価など適切に行って、給与面で差をつけない限りは、優秀な職員が辞めていくことを止めることはできないでしょう。

まとめ

介護職が辞めていく原因と対策について解説しました。

管理者によっては、配置基準以上いるのだから問題ないなんて考える管理者もいるかもしれません。

でも、これは本当に最低の基準です。

理想としたケアを行いたいなら、足りないことの方が多いです。

本気で改善に動かないと職員が辞めていくことに歯止めをかけることはできないでしょう。