介護の新人職員の教え方!ベテランがわかりやすく指導方法を解説するよ!

介護職員として働いていると新人さんの教え方で戸惑うことがあります。

新人だから人一倍がんばるタイプ、新人だからできなくて当たり前とマイペースなタイプなど様々な新人さんがいます。

新人指導は本当にいろいろ悩みますよね。

そこで介護職員の新人への教え方や指導方法を業界での経験が多いベテランの私が解説していきます。

今回の記事で紹介した内容を全て導入することが難しいかもしれませんが、できると思ったものから実践してみくださいね。

介護業界にも一般常識がない新人が増えていることを理解する

介護業界だけに限ったことではないのかもしれませんが、一般常識が通用しない新人が増えているように感じられます。

今の日本は、昔に比べて地域活動をしたり連帯的に動く機会も減っています。

そうなると自分の親以外の大人と接する機会も減るので、社会常識が欠けている新人が多くなっても仕方がないといえます。

なので、大事なのは新人が常識がない可能性も高いと認識することです。

社会人としての常識も教える必要があると認識していないと、指導する人間が嫌になってしまいます。

一般常識を教えるということは、生活指導をするような感じにもなりますもんね。

「親や先生でもないのに、生活指導なんてしたくない!」って思うのは当たり前です。

でも、一般常識がない新人がいることは事実なので、仕方がないと、ある種あきらめて指導していことが大事です。

介護の新人の教え方!できるならマニュアルも用意

もしできるなら介護施設のマニュアルを用意しておくと、新人さんの指導もしやすくなります。

介護の原則、挨拶の仕方、身だしなみや言葉遣い、介護知識、技術などなどを整理してマニュアル化しておきましょう。

マニュアルでは自尊心を守るなどどうしても抽象的な言葉になりがちなんですが、できる限り具体的な言葉で書いてあげることが大切です。

例えば、言葉がけの内容、必要な道具、道具がある場所などを具体的に書いてあげると新人さんも迷いにくくなりますし、指導する介護職員も指針ができます。

もちろんマニュアルだけに頼ると、マニュアル人間みたいな人を作り出してしまう可能性もあるので、そこは注意する必要があります。

マニュアルと同時に、実地で覚えていかなければならないこともあることや、実際は臨機応変的な部分もあることも伝えてあげましょう。

新人さんに指導した内容はメモはとってもらう

当たり前ですが、新人さんにメモはとってもらうようにしましょう。

新人がメモをとることは上に書いた一般常識に入るかもしれませんが、このメモをとることが意外とできない新人さんが多いようです。

介護職員にとってメモはとることもかなり重要なスキルであることを新人さんにも伝えておきましょう。

一日の流れであったり個別の利用者さんのことであったり、メモをとる内容は多くあるはずですが、理解していない新人さんもいます。

ちゃんとメモの重要性を伝えてあげましょう。

メモのとり方も、マニュアル化してもいいかもしれません。

新人さんをなにかつけてフォローしてあげる

新人さんをなにかにつけてフォローしてあげることも大事です。

人員が足りていない介護施設も多いと思うので、せっかく来た新人さんが辞められたら困ります。

新人の定着率がいい施設では、何かにつけて新人さんに声をかけてあげたりしているようです。

いろんな職員がいるので、なかには「そんなフォローなんて嫌い」なんて職員もいると思います。

「昔は介護技術は盗むもので教えてもらうものではなかった」なんて厳しいことを言う職員さんもいたり。

でも、これを読んだあなたは、新人さんに声かけしてあげれるはずです。

「こまったことない?」「がんばって」「いい感じだね」などのポジティブな言葉をかけてあげると、新人さんも孤立感を感じにくいですよ。

新人さんを教えるときは一人の職員につく方がいい

新人さんを教えるときは一人の教育担当の職員が教えた方がいいです。

もちろんその教育担当の職員は、ある程度信頼のおける職員である必要がありますが、1対1で教えることはメリットも多いです。

ちなみに1対1で教えるようなことをプリセプター制度ともいいます。

 

勤務体制上、完全には難しいかもしれませんが、できる限りやってみた方がいいです。

新人で混乱する一番の原因は、人によって教えることが違うことです。

それを1対1で教えることで、できる限り防ぐことができます。

新人さんは夜勤に入らないことも多いので、教育係が夜勤等に入ったりして一緒に行動できない場合もあるとは思います。

全ての勤務で新人さん一緒に行動することは難しいとは思うので、指導係の職員がその都度フォローしていくといいでしょう。

介護技術は人によって微妙に異なることを伝えて、新人さんの思いをちゃんと聞いてあげると、多少の勤務のズレはカバーできます。

 

もちろん、一人の職員にばかりつくと考え方や介助方法に偏りが出る可能性もあります。

でも、その場合は、他の人のやり方を見たり体験させたり、自分に合った方法を見つけることができる機会を作ってあげたらいいだけです。

また、教育係がある程度信頼がおける人物がなることはいいことですが、新人さんと体格が異なることもあります。

介護は体格によって微妙に異なる部分もあります(例えば、移乗時に体格が小さい介護職員と大きい職員では微妙に異なったり)。

このような場合は似たような体格の職員に介護のやり方を教えてもらう機会を作ってあげたらいいです。

夜勤等で一緒に行動できないときは、「いろんな介護技術を経験できるいい機会である」と新人さんに伝えてあげたらいいのではないでしょうか。

そこで、あきらかにおかしい介護技術を身につけてくる可能性もありますが、これも修正してあげたらいいだけです。

 

また、もし可能なら1対1で教える指導係の他に、客観的に見れるアソシエイトという立場の人がいて軌道修正してあげることも大事です。

新人担当職員になると責任を重くとらえがちで、新人担当職員も悩んでしまいます。

そんな新人担当職員を、ちゃんとフォローしてあげることも大事ですよ。

主任など役職者が指導係にならないときは特にですよ。

新人さんと指導係でノート交換をする

少し大変ですが、新人さんに今日の振り返りなどを新人用のノート(日誌)に学んだことなどを書いてもらうといいでしょう。

ノートには新人が一日の内容を書いたり、指導者から毎回コメントを入れたりしてあげます。

もし、上で紹介したような1対1のプリセプター制度をとっているのであれば、新人さんのノートの中身を確認することで勤務のズレもカバーしやすくなります。

1対1で教えていない場合も、指導職員がノートを確認することで新人さんが今どんな感じなのか理解しやすくなります。

ただこのようなノートを取り入れても、業務上の手間が増えるので、形だけになっている施設も結構あるようです(特にプリセプター制度を取り入れてない施設は)。

しかし、新人も新人担当職員も文章化することで気付きがあり、ともに成長していけるやり方なので、取り組んでいるならしっかりやった方がいいでしょう。

失礼があったらだめですが、わからないことや不安な点を何でも書いてもらう感じにしたら、いいノートになりやすいですよ。

新人さんと話し合う時間を定期的に作る

新人さんと話し合う時間を定期的に作ることも大事です。

1対1のプリセプター制度をとっているなら指導担当職員が行って、していない場合は施設長など役職者が行うようにしたらいいでしょう。

毎日毎日の実践だけでは、どうしても振り返りができにくくなります。

また疑問点や不安な部分があっても、日々忙しいのでうやむやにしてしまいがちです。

定期的に話し合いすることで、振り返りもでき、疑問点も解消しやすくなりますよ。

当然ですが現場での介助も大事

新人さんを育てていくには、当然ですが現場でどんどん介助にあたってもらうことも大事です。

介護の仕事は頭だけでは理解しにくい仕事なので、身体を使って覚えてもらうことが重要になります。

例えば、基本内容を指導した後は指導者は見守って、新人さんにどんどん介助してもらうといいです。

その新人さんの進み方に応じて配慮してあげる必要はありますが、どんどん介助してもらいましょう。

もちろん新人さんは失敗するものなので、見守りはおこたらないようにしてくださいね。

危険だと思う動作や失礼だと思うことはその都度伝えてあげましょう。

(例えば、背後から声かけなく着脱介助したり)

あまり厳しすぎる指導はやめた方がいいのですが、ときには理解度を見ながらひとりでやらざる得ない状況を作っていくことも大事です。

厳しすぎるのも問題なんですが、独り立ちするためにはそんな状況も必要です。

フォローもしつつ、ある程度の厳しさも必要であると理解しておきましょう。

自分が厳しいタイプと自覚しているなら優しめで、自分が優しいタイプなら少し厳しめで指導すると心がけるといいバランスで指導できやすいかと思います。

利用者さんとのコミュニケーションばかりも・・・

新人というと空き時間に食堂などで利用者さんとコミュニケーションをとってもらうということをを多くやりがちです。

でも、利用者さんとのコミュニケーションばっかりも問題があると理解しておきましょう。

利用者さんとコミュニケーションをはかることはとても大事なことですが、「食堂などで利用さんと話してください」だけでは新人さんも困惑しがちです。

新人さんにとってまだまだよくわかっていない利用者さんなので、困って当たり前です。

なので、実際の介助にに関わるなかでコミュニケーションをはかっていった方がいいです。

その方が自然なコミュニケーションになりやすいです。

別に特別なことではなく、人間関係を構築していくときは、少しずつ関りを増やしてから徐々に親しくコミュニケーションをはかっていくようになると思います。

そんな普通のことをしたらいいだけです。

また、どうしても新人職員さんに構えない場合もあるとは思いますが、先輩たちが忙しく仕事しているなかで、利用者さんとただコミュニケーションをはかっているのは、かなり居心地が悪いってことを理解してあげてくださいね。

まとめ

介護職員の新人への教え方や指導方法について解説しました。

あなたの施設できること、できないこともあるとは思いますが、できることから始めてみてくださいね。